イメージの暴走
暴走の代表例となる引き金は不安である。
不安によって、人は不安の対象に意識を引き寄せられる。その不安に二極が反応して、自分の中の「恐れ」がイメージとして像を結ぶ。その像が感情を揺さぶり(不安が増幅し)、その感情がイメージをさらに「恐れ」の方向へと改変する。そのイメージが再び感情に作用し、これを繰り返してイメージと不安が際限なく暴走していく。
これを「イメージの暴走」と呼ぶ。
この暴走を強制的に止めるのがいわゆる「頭が真っ白になった状態」や「目の前が真っ暗になった状態」であり、逆に暴走に支配された状態が「パニック」である。
不安だけでなく、怒りや悲しみ、貪欲など様々な感情に対しても暴走は起こる。この暴走が好意と「性」に関連して起こるとき、それを「恋愛」と呼ぶ。
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