責任

汚染の程度が非常に激しい言葉。自由に選択できる状態のこと。「目的を追い求める姿勢」を指す「責」に「意思を委ねる状態」を指す「任」が重なって造られた語であり、「方向性・方針が任せられている状態」という意味が生まれる。

現代語の意味は元来]の責任というよりは義務に近く、束縛や制約のニュアンスが強い。そのため責任追及のように罰や「〜のせい」のような意味までも含むようになり、本来の意味とはかけ離れてしまった。

単語と元来]の意味を対比してみると、責任は「自由」のニュアンスが強く、逆に自由には「責任」のニュアンスが強くなっている点は非常に興味深いが、相互に関連し合う概念なので時代の流れと共に意味が変化し交差したものと思われる。