聞く力について
二極を超えて相手を理解する能力のこと。大きく「聴く力」と「訊く力」に分かれる。refを実践する上で不可欠な力。
「聴く力」とは、自身の解釈を挟まずに相手の発信をただ受け入れる受信能力のこと。
多くの人は、受信自体に対する認識の錯誤によって、受信しているつもりが発信を行っていて、「聴く」に至らない。例えば、相手の話の感想を浮かべることに終始したり、相手に共感しようとして必死で察しようとする。これらはいずれも発信であるため、受信が阻害されてしまう。
「訊く力」とは、受信した情報を自分自身が理解する上で、まだ理解に至っていない箇所を見定め、その情報をさらに相手から受信するために適切な問いを立てる力のこと。「問い」は、「知ろう」という意志(自力)をもって受信したときに現象として起こる(他力)。つまり「訊く力」とは、対象を解釈なしに知ろうとする意志を止め置く力のことと言える。
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