自己受容
自分を受容すること。肯定も否定もしないでただ受け入れ、委ねること。囚われから解放され、二極から離れるほどに深く受容することができる。反対に二極を離れることなしに自己受容することはできない(頭では分かっても、体が受け入れない状態)。なぜなら、受容とは起こる(他力)ものであって、起こす(自力)ものではないからである。
軽度の囚われの場合には、他者からのアドバイスや本人の中にない視点を提示されることにより、自己受容が起こることがある。
本人にとっての窮地や苦難に陥ったとき、状況に抗(あらが)うことをやめ、心が委ね、諦めが起きた時には自己受容が生じる。その瞬間は二極を離れている(時間と共に戻ることもあるため、根本解決になるかは本人による)。人が困難によって変わることがあるのはこの為である。困難を乗り越えることによって得られるのは自己肯定であって、自己受容ではない。
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