継続力について

「継続する力」は多くの人が欲しいと望む力であるが、これらは大きく4つの要素に分かれ、それは以下の通りである。

 1.意志 + 2.衝動 + 3.元気 + 4.環境構築力 = 継続力

意志衝動は合わせて意思と同義なので、継続力とは「意思元気と環境構築力」と言える。

意志衝動(つまり意思)および元気については個々の解説の通りで、ここでは4.の環境構築力について説明する。

環境構築力の第1の土台となるのが、自覚である。つまり「己を知る」ということで、自分はどんな時に躓(つまず)きやすいのか、逆にどんな環境だと自分は「やる気」が持つことができるのかを把握するということであり、これは二極自覚するのと同じ要領である。この第1の土台がしっかりとすれば、それに適性のある環境がどのようなものなのかは自ずと導き出される。

第2の土台は、「動機(理由)」である。これは本人の経験から自然発生するものと、自ら作り出す2つのケースがある。

本人の経験とは、例えば「幼少期に大病を患って苦労した経験」が本人の医者になる動機になるような場合である。このケースは本人の実体験を伴っているため動機として非常に強力になりやすいため、先に継続する目的を設定してから動機を探すよりも、むしろ自分の中に強力な動機を発見し、その先に継続する対象を設定する方が効果を出しやすいケースが多い。

自ら動機を設定するためには、イメージの力を利用する。継続した先にどんな未来が待っていそうか、継続しなかった場合にはどんな未来が待っていそうか、これらを明確にイメージすることで、意欲を創出することが期待できる。

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