アンチ
比較によって対象が自己認識の範疇(はんちゅう)に収まらないと解釈されたものの、その状況を嫌悪(瞋恚)する場合に生まれる感情。嫉妬の延長線上にある感情ということもできる。アンチと対照的に、対象に好感を抱く場合には憧れとなる。実力をもった著名人ほどファンもアンチも多いのは、このメカニズムが主要因である。
アンチを感じている場合、対象を拒絶したいにも関わらず「超えられない」という想いも伴うため、対象に対する否定の材料を無意識に探してしまう。この欲求を満たすというニーズに目をつけているのが週刊誌であり、著名人は常にスキャンダルの危機に晒される。
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