思考

「思うこと」と「考えること」のサイクルのこと。どちらが欠けても、どちらが過剰になっても、思考は滞る。

「思うこと」とは、物事を想起したり、思い浮かべること。続けることで思いは拡散的に広がっていく。

「考えること」とは、物事を観察し、取捨選択すること。続けることで考えは収束しまとまっていく。

思考において「思うこと」にバランスが偏ると発想は散漫になってまとまらず、撃てども撃てども的を射ることがない。

逆に「考えること」に偏ると発想が乏しく尻すぼみとなり、限られた矢で的を狙い続けるために撃つこと自体が躊躇われてしまう。

どちらに偏っても、発想の矢は的を射ることがないという状態に陥ってしまうので、バランスが重要である。