意外と知らない心の種類

フリートーク

from.

こんばんは、Jayです。

突然ですが、マズローの欲求5段階説をご存知ですか?

生理的欲求から始まり頂点に自己実現の欲求が来る、
人の欲求をピラミッド型にまとめた学説です。

その中の1つに「承認欲求」というものがあります。

少し粗く言ってしまうのであれば、
「人・社会から承認されたい欲求」とのことです。

この5段階の欲求は人間の欲求にまとめた内容なので、
当然に私もあなたも、この説が当てはまります。

・・・果たしてどの程度同意できますか?

これは要するに、

「あなたは人・社会から認められたいですか?」

という質問です。

正直、この質問に対する回答については、
個人差があるのではないかなと思います。

もちろん、この学説はピラミッド構造なので、
承認欲求の土台となる、

生理欲求・安全欲求が満たされていない場合、
認められたいという答えにはなりません。

「そんな場合じゃねーよ!」

ということですね。
ここは何か納得できそうな気がします。

しかし、、、

「人・社会から認められたい」

という欲求、本当に皆にあるのでしょうかね。

あなたにはありそうですか?

ちなみに私はですが、

「認められたら嬉しいなとは思うけど、
 積極的に行動するほどじゃない」派です。笑

この学説、とても有名なのですが、
当てはまらないと感じる人もいる気がします。

それは、欲求に関する1つの盲点から
来ているのでは?というのが私の見解です。

今日はそのお話をしていきます。

欲求ってなんだろう

そもそも欲求とはなんでしょうか。
いざ問われると、難しいですよね。

ですがものすごくシンプルに言えば、

「悪い→良い」

この流れが欲求の「基本モデル」です。

例えば俗にいう不良の子は「悪くあろう」と
するように見えるかもしれませんが、

「周りに媚びない様がカッコいい」
「自立しているのが強そうで良い」

など、本人の中には「良い」が必ずあります。
だからこそやりたくなるんですね。

本人の中の良いは「ある」のであって、「思っている」とは限りません。その「良い」を自ら認識しているとは限らないということですね。

この欲求の対象は、人によって様々です。

ですから、ある人が忌避するような対象を、
好んで求める人もいるということです。

しかし、実はこの様々な欲求の対象にもある法則性はあります。いつかお話する機会があれば、お伝えしますね。

以上、欲求の基本解説は終わり。
実際、こんなもんです。

ポイントはこのあと始まります。

欲求には2種類ある

さて、欲求の基本部分を押さえたところで、
本日の本題に入っていこうと思います。

冒頭に書いた「ある盲点」ですね。

それは何かというと、
基本モデルは分解できるということです。

分解というのは種類があるということです。
何種類かというと2種類です。

具体的に示すと、

良くしよう(なろう)
悪くなくしよう(なろう)

この2種類です。

この2つの欲求は全く色味が異なるので
それぞれに別の動きをとります。

ここからは、2種類の欲求がそれぞれに
どんな感じなのかを解説していきます。

良いに向かう動き

こちらの方はThe 欲求という感じで
シンプルにわかりやすいです。

いわゆる「欲しい」という気持ちは、
この「良い」に向かう動きですね。

承認欲求で言えば、先ほど出てきた

「人から認められたい」
「社会から認められたい」

この欲求がまさにその動きです。
これを「積極的欲求」と呼びましょう。

悪いを避ける動き

こちらの動きは、欲求という言葉だと
少し違和感を持つ方もいるかもしれません。

「欲しい」ではなく「欲しくない」
という動きだからです。

承認欲求でいうならば、

「仲間外れになりたくない」
「社会から逸脱したくない」

こんな気持ちでしょうか。

言い方を変えれば、

「ボトムを割りたくない」

そういう想いと表現することもできます。

一見すると欲と感じないような動きですが、
ある対象に指向性をもつ点は同じです。

指向性というのは難しい言葉ですが、対象に対して生まれる心の「アクセル・ブレーキ」が違うということです。

この「悪いを避けたい」という動きを
「消極的欲求」と呼びましょう。

感じやすい欲求には偏りがある

欲求には2種類大きく存在することを
ここまで解説してきました。

積極的欲求消極的欲求です。

ここからは、欲求そのものではなく
個々人に対して目線を移してみます。

すると、生まれやすい欲求には
人ごとに結構偏りがあったりします。

自分自身を観察してみてください。

「あぁ、私は良いを求めやすいな」

とか、

「思い返せば、ボトムを割ることを
 避けるように生きてきたな」

とか、

どちらかの傾向はありませんか?

もちろん両方があることもありますし、まれに両方が希薄になる状況もありますが、私の体感だとどちらかに偏る人が比較的多いかな、という感覚があります。

あるいは、

シチュエーションによってどちらかが出やすい

みたいな人もいます。

ゲームだと積極的欲求になりやすいけど、
仕事だと消極的欲求にスイッチする

みたいな感じですね。

こんな感じで、自分自身と環境とを整理して、
積極・消極の傾向値はないか探してみてください。

自分自身の気持ちを整理するのに、
結構役に立ちますよ!

さいごに・・・

最後に、冒頭に出てきたマズローさんに
再登場いただきましょう。

承認欲求のくだりですね。

ブログ冒頭での質問は、

「あなたは人・社会から認められたいですか?」

という内容でした。ですが、
欲求には2種類あることを学びましたから

「あなたは人・社会から認められたいですか?
 あるいは、否定されても良いですか?」

こんな感じで質問内容を改める必要がありますね。

ここでもしあなたが、
「否定されても良い」ではないなと感じたなら、

冒頭の質問では引っ掛からなかった、
消極的欲求を見つけたということですね。

こうしてみると、

わりあいと多くの人が承認欲求もありそうだな、
と感じるようになったかもしれませんね。

マズローさん、良かったですね!

今日は以上です。
それではまたー!

この記事のURLをコピーする