スマート目標への誤解

フリートーク

from.

こんにちは、Jayです。

2022年もあと1ヶ月で終わり。

みなさん、今年1年はどんな1年でしたか?
年始に立てた目標は、叶いましたか?

今日のテーマは「目標」です。

目指す先を決めて、そこに向かって挑戦する。

このプロセスで人は多くのことを学び、
成長していくことができますね。

でも、どうせ立てた目標なら、達成したい。

多くの人はそう願い、その試行錯誤の中で
「目標の立て方自体のコツ」が開発されました。

それが「SMART目標」です。

SMART目標、少しビジネスライクですが、
実際によくできてるなぁと思います。

ただし、このSMARTを意識するにあたって
陥りがちな「ある間違い」があります。

ここをミスってしまうと、

せっかく立てた目標がそもそも達成不可能
なんてことになってしまいます。

ということで、今回はこのありがちな間違い
について解説していきます。

来年は目標を必ず達成できる自分になりたい!
という方、必読ですよ。

そもそもSMART目標ってナニ

SMART目標ってそもそもなんでしょうか。

これは、目標が「目標として妥当か」を
測るためのツールです。

ですから、

正確に言えば目標を立てるコツではなく
立てた上で評価すべき要点

という感じでしょうか。

ポイントが5つあって、その頭文字が
S・M・A・R・Tになっています。

ざっくり順番に書いていくと、

:Specific
その目標は具体的か?

:Measurable
その目標は測定可能か?

:Achievable
その目標は達成可能か?

:Related(Relevant)
その目標は他と関連して妥当か?

:Time-bound(Timely)
その目標にデッドは設定されているか?

こんな感じです。

細々と解説していくことはできるのですが
今は「大切な1点」を押さえましょう!

目標あるある間違い

このSMARTの中で最も誤解されやすいのが
実は「S:具体性」です。

この「具体とは何か」を勘違いしてる方、
はっきり言ってメチャクチャ多いです。

例えば、

「売上を伸ばしたい」

よりも、

「売上を300万円伸ばしたい」

の方が具体的だと思いませんか?

・・・

はい、これ自体が間違いです。

「売上を伸ばしたい」よりも
「売上を300万円伸ばしたい」の方が

確かにSMARTに近づいているのですが、

「300万円」というのは、
「S」ではなく「M」に関わる部分です。

数字は具体ではない

さて、数字とはなんでしょうか。

「数字がある方がハッキリする」

確かにそう感じる方は多いでしょう。

ではなぜハッキリするかというと、
「線がクッキリとするから」です。

300万円とは、ラインです。

目標を達成したのか、しなかったのか

ここがハッキリするわけです。

つまりこれは「測れる」ということで、
完全に「M」ですね。笑

「S:具体的か」に対しては、
明確にお伝えしますが無意味です。

具体とは何なのか

なぜ勘違いが生じてしまったのでしょうか。

それは「具体とは何か」が不明瞭
つまり分かっていないからです。

では、具体とは何でしょうか。

「具体」とは、

体を具する(ともなう)

と書きます。

これって要するに「五感」です。

「五感で感じられる」

これが具体の正体です。

五感で感じられるものは、
描くことができます。

まず想像し、そして創造する

これは事を成す上での原理原則ですが
「想像」つまりイメージは、

五感で描けるか?

ここに全てがかかってきます。

目指せるか=〇〇できるか

「りんご買ってきて」

と言われて買ってくることができるのは、
りんごがイメージできるからです。

りんごがイメージできるから、
どこでりんごが売ってるか想像がつく。

りんごがイメージできるから、
例えばスーパーの陳列棚の中から、

イメージと合致した果物を
実際に買ってくることができます。

私たちが何かを「目指すことができる」
というのはつまり、

イメージできるかどうか」

とイコールなのです。

イメージできないものは、
目指すことはできません。

目指すという動きの正体は、

すでに心に描かれたイメージと
現実に再び出会おうとする動き

です。

イメージ=ヴィジュアルではない

イメージとは「心が描く五感」です。

ついつい視覚だけが意識されがちですが、
五感全てにいうことができます。

例えば、音をイメージできなければ、
作曲することはできません。

例えば、味をイメージできなければ、
料理を創作することはできません。

五感のうち、イメージされるものが
統合的であればあるほど、

それは「具体(Specific)」になっていきます。

新しい「S」の提案

ということで、

「具体」に対する誤解について
解説してきましたが、いかがでしょうか。

「完全に数字を明確にすることが具体だと思ってました」

みたいな方、いるんじゃないでしょうか?

どれだけ数字を明確にしても、
目指せなければ目標には向かえません。

後から評価することはできますけどね。

これは個人的な考えですが、

「Specific」という言葉自体が、
ちょっと分かりづらいんですよね。

かっこいいんですけど。笑

ということで、ref的には、

「Specific」ではなく「Sensible」

の方をSMARTの頭文字として推奨します。

「感じられる」みたいな意味ですね。

ぜひ今後目標を立てるにあたって、

「その目標は感じられるか?」
「イメージがクリアに湧くか?」

この部分を意識してみてください。

クリアに描けたなら、目標達成は
驚くほどスムーズになりますよ。

今日は以上です。
それではまたー!

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