向いてる?向いてない?
こんにちは、Jayです。
あなたは、
「自分が何に向いているか、
あるいは向いていないか?」
こんな悩みを抱えたことはありますか?
もし心当たりがあったり、もしくは今
まさにその悩みにぶち当たっているなら、、、
これはあなたにとって朗報です。
この向いている?向いていない?という
答えのなさそうな問い、、、
「向き不向き問題」と名付けますが、
今日はその点について解説しようと思います。
この記事を読むことであなたの悩みが晴れたら
良いなと願いつつ、早速始めていきましょう。
向き不向き問題を分解する
向いている?向いていない?
ですが、実は2つの側面が絡んでいます。
・能力的適性の一致
・心理的方向の一致
この2つの複合問題であるということです。
順を追って説明していきますね。
そもそも「向く」とはなんでしょうか。
「北を向く」と表現するとき、
「北」という方角があり、
「あなたの向き」という方向があり、
これら2要素が一致した時、
「北を向く」という状態が成立します。
つまり「向く」とは一致を指すわけです。
逆に「向かない」は不一致ですね。
では、向き=一致であることは良いとして、
何と何の一致か?が次のポイントになります。
とらえたくなる筆頭は、
「あなた」と「仕事」あたりでしょうか?
あなたが学生の場合は、「仕事」の部分に「勉強」が入るかもしれませんね。
今回は代表例として、この仕事への「向き・不向き」でみていきましょう。
2種類の「向き」
「向き・不向き」は2つの一致で、
・能力的適性の一致
・心理的方向の一致
これらの一致だと書きました。
あなたと仕事の一致についてみていくと
「私、この仕事に向いてるかな」
ということになります。
いかにもありそうです。
「能力的適性」について
まずは能力的適性の一致についてですね。
あなたが生み出す様々な影響(能力)が、
どれくらい仕事の良い結果に繋がりそうか
程度の意味で捉えておいてください。
例えばあなたが
言われたことを言われた通りにするのが上手い
という特徴を持っているとしましょう。
これに対して、
マニュアルガチガチな老舗企業と
新進気鋭のベンチャー企業
という二種の会社の仕事があったとします。
ざっくりいうと、
老舗企業の方は相性◯に対して、
ベンチャー企業の方は相性×
というのは予想がある程度つきそうですね。
すでに勝ちパターンが見つかった時期と、
今まさにそれを探している時期では、
必要とされる能力は「真逆」になります。
適性というのは、相性です。
相性というのは、要するに
特徴と特徴の凸凹のフィット具合ですから、
あなたが凸なら凹の企業に、
凹なら凸企業に向いているという訳です。
1つの特徴が「絶対的な良さ」あるいは
「絶対的な悪さ」を持つことはありません。
特徴は必ずポジティブとネガティブの
両側面を持ち得て、それは相性で決まる
これ、結構大事な側面ですね。
これを長短同根と言います。
なんですが、、、
ぶっちゃけ、私はこの部分をあんまり
重要視しなくて良いかなって思ってます。
理由は2つ。順番に説明していきますね。
人間は最適化の王者である
人間は「万物の霊長」なんて言われますが、
その「長」たる所以の1つに
「適応力の高さ」
があると私は思っています。
「朱に交われば朱くなる」とはその通りで、
環境に対する適応力の高さが半端ない。
例えば、アメリカで育った犬と、
日本で育った犬がいるとします。
この犬、片方はBowWowと鳴いて、
片方はワンワンと鳴く・・・
ということはありませんね。
どこで育とうが、犬の鳴き声は同じです。
ところが、人間はというと。
日本で育てば日本語を話す。
アメリカで育てば英語を話す。
果ては狼に育てられれば、四足で歩き、遠吠え。
控えめに言ってもとんでもないです。
要するに、です。
今のあなたの特徴(能力)って、
環境がもたらした部分が結構ありますよ
ということです。
その仕事にはまだ就いたことがない以上、
フィットしない部分があるのは当たり前。
長く続ければ続けるほどに、
適性は基本的に上がり続けますから、
能力的適性の一致については、
向き不向きよりも、期間の方が大事
というのが私の意見ですね。
あなたはその仕事をまだ知らない
あなたはあなたのことを知っていますが、
相手の仕事のことはよく知りません。
なぜなら、まだ働いたことがないから。
当たり前ですね。
ですから、その仕事に対して
「どんな人が向いているのか」
については、企業側にしか分からんのです。
あなたがどれだけ仕事との相性を考えたとしても
「その予想通りならね」という条件が付きます。
それってつまり、
「仕事との相性は企業側に見てもらうが吉」
ということになります。
言い方を変えれば、
落ちるべき時には、ちゃんと落ちた方が良い
とさえも言えます。
採用される=良いこと
とも限らないと、私は本気で思ってます。
「採用されないことが良いこと」とは言っていません。念の為
「心理的方向」について
次に、2つ目の一致についてです。
「心理的方向の一致」ですね。
これはシンプルで、
「本当にやりたいと思っているか」
これだけです。
やりたいと思っていることには、
自然と意識が向きます。
意識が向くと、人は学んでいきます。
これは自動成長です。
成長するから、楽しい。
↓
楽しいから、もっと意識が向く。
↓
すると、もっと成長する。
↓
そうすると、続く。
↓
続くから、能力的適性も後からついてくる。
理想論のように聞こえるかもしれませんが、
これは事実です。
例えば、
「嫌なことが少しでもあると辞めたくなる」
みたいなことがあるかもしれないんですが、
それってつまり、
「嫌なことがある程度で辞めたくなる
その程度しかやりたくなかった」
ってことなんですよね。
「本当にやりたいかどうか分からない・・・」という方は、以下の記事も参考にどうぞ。
>>それ、本当にやりたいですか?
先ほど、企業側にしか仕事内容はわからない
という趣旨のことを書きました。
ですから、あなたが選んだ「その企業」に
あなたがやりたい「その仕事」があるか
これは、あなたと企業が双方にきっちりと
コミュニケーションを取るまで分かりません。
ですが、もしもあなた側が
「私のやりたいことがなんなのか」
を具体的に掴んでいなければ、
企業側にあなたの心が向く「何か」を
説明することは、絶対にできません。
そしてその「何か」が企業にないのなら、
堂々と落ちれば良いと思います。
その方が、本当に「何か」がある企業と、
早めに出会うことができますよ。
もし「何か」がある企業が存在しないなら、
実際に起業してみると良いと思います。
やりたいが本気なら、人は起業できます。
私もそうでしたから。
それでうまくいくかどうか?は、その「やりたい」が「人に受け入れられる」まで繋がるかどうかにかかってきます。これが「仕事」特有の難しいところですが、やりがいとも言えます。
本質は「心が向いているか」
と、いうことで。
「向き・不向き問題」の本質は、
「自分の心が向くかどうか」です。
もう1点、能力的適性よりも心理的方向を
見定める方をお薦めする理由があります。
実はここが結構大きいのですが、それは
「きちんと確信できるから」
という点です。
「やりたい」と思っているかどうかは、
私だけで確認が可能です。
つまり自己完結型の問答になるのです。
対して、能力的適性の方は、
相手を熟知する必要がある以上、
滅多なことでは「適性がある」という
確信に繋がることはありません。
「やったことないもんはわからん」
というシンプルな理由からです。
悩みというのは、きちんと結論に帰結して、
クリアな気持ちになることで解消されます。
あなたがあなた自身のことを知り、
「何に心が向いているのか?」を
しっかりと見極めたとき、
「向き・不向き問題」の解消と同時に、
現実も動き出す可能性が高いです。
それは「心が定まる」からなのですが、
その話は別テーマなので、また機会があれば。
長くなりましたが、参考になりましたか?
スッキリした気持ちで日々を過ごせること、
改めて陰ながら応援してます!
今日は以上です。
それではまたー!