異世界に転生する方法

フリートーク

from.

こんにちは、Jayです。

あなたは「異世界転生」という言葉を
ご存知でしょうか?

ここ5年くらい(もう少し前かな?)
主にネット小説界隈を中心に

大きな分野として確立されるまでに
廃れることなく流行し続けている、

創作物のジャンルの1つです。

どんなジャンルかざっくり言うと、

大体は普通に暮らしていた主人公が
なんらかの理由(事故死とか)で、

気がつくと異世界に転生して、
そこで新たに暮らしていく

そんな内容です。

ちなみに、最終的に無事元の世界に帰るものもあれば、異世界で暮らし続けるものもあるようです。

異世界に旅立つと言う発想自体は、
特別に新しいものではありません。

私も学生の頃に宮部みゆきさんの
「ブレイブ・ストーリー」には
とてもハマりましたし、

もっと古い作品もあるはずです。

しかし、ここまで多数の方が執筆する
ジャンルではなかったことは確かです。

このトレンドは、
とても特徴的だなと思います。

「流行する」と言うことは、
多くの人の心を掴むと言うこと。

言い方を替えれば多くの人が
「共感する」と言うことであり、

それは「憧れ」も含みます。

「異世界に転生する」とは、
この世界自体を離れることです。

そこに共感する。

これは何を意味するのでしょうか?

一概にくくることはできませんが、

この世界自体に希望を見出せない

という人が多くいることを
示唆しているのではないか。

私はそう捉えています。

しかも、この「異世界転生」は、
若者を中心に支持を集めている。

若い人たちにとって、

「この世界に希望がない」

という可能性があるわけです。

言い方を替えてしまえば
「現実はもう諦める」
という気持ちとも言えます。

未だかつてないほどに
利便性が向上した現代社会。

誰しもが必死に、

「もっと生活を楽にしたい」
「便利になれば幸せになれる」

という想いで奔走し続け、
その切なる願望が実現した今。

とても皮肉なことに、

その幸せを享受することなく、
むしろ逆に諦め感を抱いて、

現実を生きるよりも「異世界」を
夢見る人が多く存在している。

大きくなりすぎた社会と、
そのサイズを一瞬で知る技術を
同時に手にしてしまった今、

私たちは「夢」や「希望」を持つには
現実的になりすぎてしまったかもしれません。

しかしここで1つ、
見逃せない点があります。

それは、人気があるのは
異世界への「転生」である
ということ。

これってもしかして、

「もっと自分の力を発揮したい」

「自分が活き活きとできる世界を作りたい」

と考えているのではないかな、
と私は思っています。

これはつまり、

「現実に希望はないけれど、
自分を諦めたくはない

という気持ちの現れです。

世界に希望は抱けないけれど、
それでも自分を諦めたくない。

これはとても大切な気持ちです。

もしそうであるならば、
ここに1つ方法があります。

それは、自分の心の「囚われ」を
丁寧に手放していくことです。

自分のこそが、あなたに
 最も影響を与える環境である

ということは先日お話ししました。

詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
>>最も影響力のある環境要因

この世界を異世界のように
住み良い環境に変化させる。

それは現実に可能です。

ただしそれは、私たちが
数百年間やってきたように、

物質世界、つまり外側の世界に
働きかけることではありません。

外側の世界は、体感の通り
もう十分すぎるほどに発展しました。

今の私たちにとって、
未開発なのは内側の世界です。

心を磨きましょう。

囚われを手放しましょう。

そうすれば、

日常は「非日常」に、
世界は「異世界」に、

瞬く間に変化します。

異世界に行くのに、
転生の必要はありません。

あなたの心が変われば、それだけで
世界は変化してしまいますから。

今日はここまでです。
それではまた!

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