知能戦争:人類 vs. チャットGPT

フリートーク

from.

こんにちは、Jayです。

例によってだーいぶ遅くなりましたが、
チャットGPT第二弾を書こうと思います。

チャットGPTは「新しいことは言わない

このテーマについてです。

前回記事を踏まえた内容になることが予想されますので、わからなくなったらこちらも読んでみてください。
>> GPTって何の略?

チャットGPTは、新しいことは言いません。
というか、言えません。

前回お話ししたように、チャットGPTは、

インターネット中に転がっている
人々が話したテキスト情報等を解析し、

めちゃくちゃそれっぽく
 あなたの言葉に返答する」

という技術です。

この技術は人間の機能に対応させると、
「思い出す」という動きにあたります。

あなたは、何を思い出せますか?

昨日の晩御飯?
10年前に習った連立方程式?
先週の素敵なひと時?

思い出された内容自体は
文字通り十人十色かと思いますが、

1つだけ共通する点があります。

それは「過去」であること。

思い出せるのは、過去だからです。

あなたが思い出せるのは、あなたの記憶。

対してチャットGPTの記憶は、
インターネット中の情報です。

だから、記憶量が半端ない。

でも、結局は記憶。つまり過去です。
だから、新しいことは出てきません

まだ人類が解き明かしていないような
未知の概念やメカニズム、発明などは、

チャットGPTからは決して出てきません。

繰り返しますが、「今現在の技術では」ですね。2024年2月現在です。
いつか、チャットGPTが理解や創造性を獲得した時、この概念は覆るかもしれません。

対して、人類は新しいものと出会うことができます。

常に新しい技術や考え方が、
あれよあれよと発見・発明されていきますね。

なぜでしょうか?
いくつか要因はありますが、
意外かつ最大の原因をお話ししましょう。

それは、人類がエラーを起こせるからです。

機械には基本的な前提として

「エラーを起こさないこと=善」

という「開発の方向性」が含まれます。
バグだらけのプログラム、嫌ですね。

機械という概念自体が、

人間にとって思い通りに動いてくれること

を想定して作られたものに
当てはめられるんですね。

目的に「思い通りに動く」が入っている。
エラーとは「思い通りにならない」ことです。

だから、機械にとっては目的違反。
エラーを起こすと、それは排除されます。

対して人間は、エラーが起きたときに、
それをそれ自体として再判断できる。

どういうことか?
具体例を挙げますね。

カレーを作ろうと思った。

レシピを間違えて、ルーにスパイスではなく、
デミグラスソースを入れてしまった。

そしたら、変なカレー(カレー?)ができた。

これは明確に「エラー」です。

ですが、人間はそれを食べ、

「カレーではない」

という判断以外に、

「それとして美味しいか?」

という判断を起こします。

だから、

「間違えたけど、
 これ美味いやん」

となる可能性があるわけです。

こんな感じで、
ハヤシライスが生まれたりする。

これが発明。
新しい現象・概念の誕生です。

想定外を再評価、受け入れられる度量。

これが知能戦争において、
人類がチャットGPTとの「知能戦争」に
生き残るための1つの鍵になります。

別に戦争しなくてもいいんですが、
実際にこの技術は人の雇用を奪うでしょうし、

争いは起こってしまうと思います。

今のうちから「人類のアイデンティティ」を
強みにできると良いかもしれませんよ。

その強みとは何か?
エラーを味方につけられることです。

実はチャットGPT自体が、人類ならではの「自然言語」Likeな動きを身につけるための鍵となった技術も「エラーを取り入れること」でした。興味のある方は、調べてみてください。

エラーや間違いを毛嫌いせず、怖がらずに、
色々と試していきましょう。

その中から、思わぬ発見との
出会いが生まれるかもしれませんよ。

何を隠そう「ref」もまた、エラーから生まれた産物だったりします。いつかお話しできる機会が、、来るかな?

今日は以上です。
それではまたー!

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