「尽人事 待天命」Part.1

フリートーク

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【お詫びと注意】
本記事は、書きたい内容が2つのテーマに分かれたため、
2024.9.13に2記事に分割しました。
2記事目は以下のURLからご覧ください。
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こんにちは、Jayです。
今日は「在り方」の話です。

「尽人事 待天命」

現代語で言うと、

「人事を尽くして天命を待つ」

になります。1度は聞いたことがある人も
多いのではないかと思います。

「読史管見」という中国の書に記された語です、
古くからある、深い言葉ですね。

「努力を尽くす」一方で、
「運命に身を委ねる」という、

一聞すると矛盾するような動き、
この両立が大切ですよ、という意味です。

非常に素晴らしい言葉なのですが、
注意点があるので今日はそれを書きます。

それは何かというと、まず第一に
「これは順番じゃないですよ」ということ。

人事を尽くした後に、天命を待つ、
じゃないということです。

つまり「尽くして」の「して」の部分は、
「してから」という意味ではない。

この動きは、常に両方同時です。

「して」というのは、
「すると同時に」の意味なんです。

「人事を尽くして天命を待つ」

という全文に当てはめると、

「人事を尽くすと同時に天命を待つ」

ということです。

この「常に同時」のニュアンスが、
どうしても無意識に言葉にすると、

前後関係と誤認されやすい気がします。

「ここまでやったんだから、
 あとは天命を待つだけ」

みたいな。

そういうことじゃありません。
人事は常に尽くせます。

1度結果が出ても、
次の瞬間にはそれはもう過去ですから、

そこに対しての働きかけは、
いくらでもできる。

これを「人事→天命」の順番として捉えると、

「どこまでが人事なのか」みたいな、
よくわからないべき論に陥ります。

そして、その自分が勝手に決めた「人事」を
達成した瞬間に、主導権を手放す断念が起きる。

これは「人事を途中から尽くしていない」
ということになりますから、

「尽人事 待天命」ではありません。

本当によく見かけます。

「なんでそこで断念しちゃうの?」

っていう人。もったいないなぁと。

自分で影響できる範囲を、自己完結して
わかってしまうことをやめましょう。

影響できる範囲は、
結果に教えてもらいましょう。

やりたいことを、やり続けましょう。
意志を持ち続け、信念にしましょう。

それが、「尽人事 待天命」本来の在り方です。

今日は以上です!
それではまたー。

以前に書いていた内容の大部分は、「その2」に移しました。
興味がある方はこちらからどうぞ。
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