未来に不安を抱かないための唯一の方法

フリートーク

from.

こんにちは、Jayです。

9月に入り、今年も残すところ
あと4ヶ月を切りました。

本当に激動の2020年でしたね。

「2020年を境に世界が変わる」

これは様々な業界で言われてきた
内容ではありましたが、

誰がこんな1年になると
想像できていたでしょうか。

今尚世界を駆け巡るコロナ・ウィルス。
まだこの禍根は絶たれないでしょう。

それに伴う経済的なショックは、
多くの人を苦しめ続けています。

来年は一体どうなるのでしょうか。
その次の年は?5年後は?

予想を立てることはできますが、
あくまで想像の域を出ません。

今まで以上に、
未来が想像しづらい時代です。

不安を抱く人も多いはず。

なので今日は、

未来に不安を抱かない方法

をお伝えしたいと思います。

そのためには、

「そもそもなぜ未来に対して
 人は不安を抱くのか?」

を説明しなければなりません。

未来が不安になる理由

人が未来を不安視する理由、
それはシンプルに

「未来が分からないから」

これに尽きます。

何故、分からないと怖いのか?

それは、

「分からない部分を
 自由に想像できるから」

という理由によってです。

これを「イメージの暴走」と言います。
イメージの暴走については、過去のブログにも書いたので理解を深めたい方はこちらも読んでみてください。
>>蚊が・・・怖い?

自由に想像できるというと、
なんだか楽しそうな感じがしますが、

自由に想像できる分、あることないこと、
イメージが暴走することも起こります。

おばけ屋敷が不安を掻き立てるのは、

「暗がりから何かが突然
 出てくるのではないか」

と、人が自由に想像するからです。

それと同じように、

未来が分からない、
将来が不明確だからこそ、

人は自分の不安を種に、
イメージを暴走させてしまう。

このイメージの暴走は、

不明確なものを意識すると自動的に起こる、
いわば心のメカニズムです。

ですから、残念ながら
機能自体をなくすことは不可能です。

でもだからと言って、
毎日が不安なんて絶対に嫌ですよね。

だからこそ、

人間は未来への不安から逃れるために、
古来様々な工夫を凝らしてきました。

暴走を止める方法は実は3つあります。

そしてそのうちの2つが、
ほとんどの人の対処法になっています。

それは、

1. 未来を予測分析する
2. 明るい未来を信じきる

この2つです。

どちらも心のメカニズムから言えば、
それなりに合理的な方法です。

ですが同時に、限界がある手法でもあります。

ということは、私が今日紹介する方法はどちらでもないということです。笑
内容を理解したい方は順番に読むのをオススメしますが、結論だけが知りたい方はすっ飛ばしてもOKです。
>>結論を知りたい方はこちら

まずはこの2つについて説明します。

方法1 - 未来を予測する

1つ目の未来の予測分析ですが、

これはつまり、

「分からない部分を減らして、
 イメージの自由度を下げる」

というアプローチです。

お化け屋敷の例えだと、
身も蓋もない考えですが、

「電気をつけてしまう」

という発想に近いですね。

当たり前ですが、
電気をつければ、見える。

だから、想像は暴走しない。
従って、恐怖は襲ってこない。

そんな理屈です。

ただし、このアプローチには
2つの限界があります。

予測しきることは不可能

21世紀、現代は超科学文明で、
AIやスーパーコンピューターにより

詳細な未来への予測分析が
あらゆる分野で試みられています。

昔と比べて、気象予報の精度は
とてつもなく上がりましたよね。

それでも、数時間か、遠くても
明日の天気がせいぜい限界。

変化する領域が多すぎて、

予測不可能な要素が
どうしても混ざってしまいます。

完全な未来予測は不可能なのです。

これは、「カオス理論」というものによって科学的にも立証されています。

予測可能な未来が、
あまりに近いのです。

知ることが恐怖を掻き立てる

そして、もう1つの限界。

それは、

分かるが故に残酷な現実をも
ときに突きつけてしまう

というもの。

コロナ禍が良い例です。

どれだけ対策をしても、
来るときは来る。

致死率の高い国では、10%以上の方が
コロナ発症から亡くなっています。

かかってしまったら最後、
予測しているが故に

「2週間以内に、10%の確率で
 もしかしたら死ぬかもしれない」

そんな恐怖と戦わなければ
いけなくなってしまう。

結局、未来への不安という点では、

軽減こそされるものの、
なくなることはない。

予測分析は科学の真骨頂ですが、
未来が相手では完勝は難しいようです。

方法2 - 明るい未来を信じきる

もう1つのアプローチは、

「未来が明るいと信じきる」

というものでした。

信じるだけではダメです。
信じ切るレベルであることが大切です。

ブラジルの大統領が

「コロナなど恐るるに足りず」

といって、マスクをせずに
活動をされていましたね。

ユダヤ教の信者たちの中には、

「コロナを恐れるから
 コロナにかかるのだ」

という理由から、

皆でコロナ・ビールを飲む姿が
ニュースになっていました。

「自分には明るい未来が待っている」

そう「信じきる」ことで、
恐怖を消すことができるのは事実です。

この内容は「自信」とも関連します。
自信について知りたい方はこちらからどうぞ
>>【必読】絶対に揺るがない自信の持ち方

ただし、ここにもまた、
2つの限界があります。

現実逃避では意味がない

1つ目は、場合によっては
「信じきる」という行為が、

ただ単に現実から目を背けるだけ
という形になってしまうことです。

どれだけ信じたとしても、

信じるだけでそれが
現実化するわけではない。

信じている間の不安は消えますが、
決めつけで現実を見ないことに繋がり、

結果的に、信じた内容と現実が乖離する。

すると、信じたものとは全く別の未来が
唐突にやってくることになります。

残念ながらブラジル大統領は、
コロナにかかってしまいましたね。

「ポジティブなことを信じれば、
 恐れる未来はやってこない」

そんな夢物語は、
現実には存在しません。

むやみに不安な未来を信じて
疑心暗鬼になる必要はないですが、

明るい未来を信じすぎてもまた、
現実に足元を掬われることがあります。

信じること自体が難しい

そして2つ目に、

未来への不安が大きければ大きいほど、
そもそも明るい未来を信じられない

という根本的な問題があります。

理性的な人であればあるほど、
どうしても現実を直視してしまう。

だから、

そんな中で可能性の低いことを
信じること自体ができない。

信じることができなければ、
この方法は破綻してしまいます。

残された1つの方法

そういうわけで、

未来の不安に対処する2つの方法、

・未来を予測分析する
・明るい未来を信じ切る

これらは心のメカニズムから考えると、

「悪くはないが、限度がある方法」

ということになります。

はっきり言ってしまえば、
どちらも最善手ではありません。

残る1つの方法。これが、

未来への不安から解放される
唯一にして絶対の方法
です。

その方法とは、二極を離れること

これしかありません。

二極とは、簡単に言えば

「こっちが良くてこっちが悪い」

という偏った価値観です。

この価値観の具体的な中身は、
個々によって全く違います。

この価値観を1つ1つ手放していく。

これが、100%有効な、
未来に対する不安対策です。

なぜ100%なのか?

それは本人の中に二極がなくなるほど、

どんな未来が来ても受け入れられる

からです。

例えば、給食を思い出しましょう。

自分たちの望みとは無関係に、
決まった献立が用意される給食。

ある人が、パンが大好きで、
ご飯が大嫌いだったとします。

するとその人は給食のたびに、
パンが出てくれば喜びますが、

ご飯が出るたびにきっと、
げんなりしてしまうでしょう。

毎日給食のたびに一喜一憂。

献立がわかれば、

明日がご飯だと知ると、
前日からテンションが下がる。

献立が分からないと、
給食のことを考えるだけで、

「ご飯だったらどうしよう」

という嫌な思いをしてしまう。

そんな学校生活はなかなかツラい。

でも、パンもご飯も、
どちらも美味しく食べられるなら。

どちらが来ようと大丈夫ですよね。

明日はパンかな、それともご飯かな
と楽しく想像することはあっても、

不安が暴走することはありません。

ある特定の事柄だけを望み、
それと違う事柄を拒絶する姿勢を

「執着」

と言います。

この「執着」の存在こそが、
あなたを苦しめる根源です。

その苦しみが来たらどうしようと
未来に不安を抱いてしまう。

そしてその不安な感情が、
イメージの膨張に拍車をかける。

その膨張したイメージによって、
さらに不安が増える。

この繰り返しが、イメージ暴走の原因です。
パニック状態と言っても良い。

この暴走の原因である執着は、
二極の価値観から生まれます。

事柄を良いものと悪いものに分ける。

だから、良いものを得ることに執着し、
悪いものを避けることに執着する。

いずれも、結果が得られなければ
苦しみが訪れます。

だからその苦しみを避けるために、
特定の未来を渇望したり、嫌悪する。

これこそが未来への不安の正体です。

ですから、二極を離れれば、
未来への不安は消える
のです。

二極を離れるための方法

二極を離れるための第一歩は、

「自分の中の二極を特定する」

です。

そのためには、
自分が日々何を感じているか?

これを観察する必要があります。

感じる力をつけること。

これが、二極を離れるための
必要不可欠な条件であり、

ref実践のための
1stステップになります。

自分の心を観察して、
自分の二極を見つけましょう。

それを手放していくための
ヒントや手がかりは、

このref.styleのブログの中に
散りばめられています。

今回のブログでも1つ、
具体的な方法を紹介します。

二極を見つける具体的なポイント

それは、あなたが日常の中で

「あり得ないと思うこと」

これを見つけることです。

特に、怒りや憤りだと良い。

あり得ないと思うものが、
現実に発生してしまう。

これってとても嫌だと思います。

ですが、発生する以上は
現実には「あり得る」のです。

この「あり得ない」という想いの奥には、
必ずあなたの二極の価値観が存在します。

もちろんあり得ないわけですから、あなたの二極の中の「悪い」側が見つかったことになりますね。

そしてその二極が手放せれば、
「あり得ないほど嫌な未来」が
1つ消滅することになります。

これって最高じゃないですか?

ぜひ試してみてください。

未来を安心して迎えられる日常

これって本当に良いものですよ。

日々自分を観察して、
安心を手に入れてくださいね。

今日はここまでです。
それではまた!

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