GPTって何の略?
こんにちは、Jayです。
珍しく予告の通り、ここから数記事は
チャットGPTの記事を書こうと思います。
1回目の記事は、やはり
「チャットGPTとはつまり何なのか」
にします。チャットGPTの正体ですね。
相手を知らなければ、話は始まりません。
誤解をしていれば、対応を誤ります。
つまりそういうことです。
では、早速知っていきましょう。
実はチャットGPTの正体は、
その名前に隠れて現れています。
「チャット」GPTですから、
何か話をするってことは想像つきますね。
では「GPT」ってなんなんでしょうか。
パッとは思いつきませんね。
ただの名前?それとも何かの略?
あなたは知っていますか?
もったいぶっても仕方ありませんから、
答えを書こうと思います。
チャットGPTの「GPT」、それは
「Greatest Parrot Technology」
です。🦜🦜🦜🦜
「史上最高のオウム技術」ですね。
チャットGPTとは要するに、
「めちゃくちゃ賢いオウム」です。
大切なことなので、繰り返します。
チャットGPTの正体は「オウム」です。
念の為お伝えしておきますが、この記事にはチャットGPTを揶揄したり開発者を侮蔑したりする趣旨は一切ありません。むしろプログラミングをかじり心理の世界に身を置くものとして、多大なリスペクトと並々ならぬ関心があります。
では、オウムって何なんでしょうか。
オウムは、まず鳥ですね。
チャットGPTは鳥ではないです。
そこがオウムなのではありません、
当たり前ですが。
では何がオウムなのか。
以下、オウムの特徴を挙げていきましょう。
まずは長所から。
・よく喋る
・よく覚える
・モノマネが上手い
はい、チャットGPTと同じです。
使ってみるとわかりますが、まぁよく喋ります。
オウムと違い、自分からは喋りませんが、
そのうち自分から喋るようになると思いますよ。
そしてよく覚えます。
チャットGPTの話ですよ、オウムではなく。
そして、モノマネが上手いです。
本当に人と話してるのかと錯覚するレベルです。
次に短所というか、踏まえるべき点です。
ぶっちゃけ、大事なのはここです。
・理解はしていない(正しいとは限らない)
→ つまり「会話」はできない
・新しいことは言わない
→ 常に人類の「後追い」を話す
きちんと話をしてみるとわかりますが、
チャットGPTは「理解」していません。
何を言われたのかを「解釈」し、「理解」し、
それに対して「問い」を持ち「咀嚼・思考」し、
そして確認したのちに回答する。
そういうプロセスは、一切経由していません。
つまり、チャットGPTと「会話」はできません。
2023年9月現在の技術では、の話です。しかし「理解」にはまだ時間がかかるのかなと思ってます。
では、チャットGPTは何をしているのか。それは、
過去人間同士(インターネット)の間であった
言葉のつながりを「めちゃくちゃそれっぽく模倣する」です。
それらしい返答が来ているだけ。
それがGPTとのチャットの正体です。
でもよくよく振り返ってもると、
私たちも、たまにやりませんか?
実は分かってはいないんだけど、
流れに置いていかれたくなかったり、
バカだと思われたくないあまりに、
何となくそれっぽく返してみる。
あれと同じことを、チャットGPTは
常にやっていると思ってください。
人間の場合には続けていると
大抵はすぐに「粗」が出ますが、
チャットGPTの場合はそうはいきません。
なぜなら、彼らはめちゃくちゃ「覚える」し、
めちゃくちゃ「モノマネが上手い」からです。
疲れることもありません。
だから「スーパーそれっぽい返答」が返ってくる。
本当に会話しているのではと錯覚するほどです。
あくまで「錯覚」です。
そしてそのスーパーそれっぽい回答は、
世界中のインターネットに転がっている
情報の網羅から生み出しているわけですから、
それなりに事実と一致することもあります。
だからこそ、事実ではないものが
「紛れている」時に判断がしづらい。
これは本当に要注意です。
物事は「理解」が起きていると、
一部分に誤情報が混ざっている場合には
「矛盾」に気がついて修正が可能です。
ですが、チャットGPTは理解しない。
だから、平気で「ビミョーーな誤情報」が
チラチラと混ざってきます。
にも関わらず、口調は「断言」です。
自信のなさはおくびにも出しません。
そんな概念を持ち合わせていませんから。
「チャットGPTに聞けばいいや」
という思考停止状態に陥っていると、
思わぬところで足元を掬われる可能性は
十分すぎるほどにあります。
ぜひともご注意ください。
現に、一気にさまざまな人がチャットGPTを利用し、
かつチープにお金稼ぎをしたい層が
チャットGPTに傾れ込んだことにより、
ここ数ヶ月で返答の質が「劇的に落ちた」そうです。
理解せず、それっぽく返しているだけですから、
それっぽい「情報源=ネット上の情報」が
チープになればなるほど、
チャットGPTの返答もまたチープになります。
ここもオウムと一緒。
家主の口が悪いと、オウムの口も悪くなる。
家主がインテリだと、オウムの口もインテリに。
そういうことです。
思ったよりも長くなってしまいましたが、
何となく伝わったでしょうか?
チャットGPTにはぜひ、可愛い生成AIの画像ではなく、
オウムの画像を貼り付けておいてください。
そうすることで、思わぬ錯覚によって
チャットGPTに変な振り回され方をすることなく、
良いパートナー関係を築けることでしょう!
(半分冗談ですが、半分本気です)
最後に一応、お分かりかと思いますが「本来のGPTの略」というものが存在していて、それは「Generative Pre-trained Transformer(事前学習済生成処理機)」と「Generative Purpose Technology(基幹汎用技術)」だそうです。二つの意味が重なっているとは、なかなか洒落ていますね。私はGreatest Parrot Technologyの方が気に入っていますが。
本当はこの記事にチャットGPTの特徴を
網羅しようと思ったんですが、
一旦今日はここまでにします。
「新しいことは言わない」
については、次の記事をお待ちください。
今日は以上です。
それではまたー!