二極

二極とは、個人の心に根ざした「こちらが良くて、あちらが悪い」という解釈のもとになる視点を指す。二極は二元ではない。個人によってその二極の種類は様々である。

二極は解釈価値観を生み出す源泉である。

この二極があると特定の対象に対してそれを得ようとしたり、逆に避けようとしたりして(あるいは得るべき、避けるべきと判断して)、しばしばその対象執着する。その執着と現実との間のギャップ(得たいのに得られない、避けたいのに避けられない)に苦しみが生まれる。

つまり、二極が執着を生み出し、執着から苦しみが生まれることになり、二極を離れることは苦しみからの解放に直結する。

二極は視点に対して引力を持つ。なぜなら、良いものは得たいし、悪いものは避けたいので視点が無意識に二極へと向いてしまうためである。

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